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デモ参加を防ぐため「テロ対策」の措置が使われ、法曹界などが批判:MICASとは

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この記事のポイント
  • 内務省が、10月24日と31日のデモ前に、テロ対策の措置(MICASなど)を活動家に出したと、弁護士や組合が批判しています。
  • ヌニェス氏は立入禁止を約20件と述べ、弁護士は31日の週末だけで約60人と推計します。公式の数字は未確認です。
  • MICASは2015〜2017年の非常事態の措置が元で、2017年のSILT法で通常の法律になりました。
  • 通知が遅く、不服申立てが間に合わなかったという主張があります。LDHなどはコンセイユ・デタに申し立てました。
パリのコンセイユ・デタ(最高行政裁判所)の建物の資料写真。今回の申し立ての写真ではありません。
Sukkoria・CC BY-SA 4.0パリのコンセイユ・デタ(最高行政裁判所)の建物の資料写真。今回の申し立ての写真ではありません。
この記事の目次

何が起きているか

franceinfo(5日朝)によると、弁護士や労働組合、人権団体は、内務省(ローラン・ヌニェス大臣)が、数十人の活動家が10月24日と31日のデモに参加するのを防ぐため、テロ対策の制度を使ったと批判しています。多くはMICAS(テロ防止のための個別の行政的管理・監視措置)で、金曜夜から日曜夜まで適用されました。内務省は、出した件数についての取材に答えていません。ヌニェス氏は、前の記事(news-fr-20261104-nunez-audition-commission-enquete-17-octobre)で伝えた国民議会の調査委員会で、24日などを理由に「立入禁止(interdiction de paraître)」を約20件出したと述べ、蜂起の危険と、ハロウィンの31日夜への明確な呼びかけを理由に挙げました。弁護士のアイノア・パスキュアル氏は、31日の週末だけで少なくとも約60人がMICASの対象だったと見ています(推計)。多くは前科がないといいます。

MICASとは何か、手続きの問題

MICASは、行動の範囲(多くは市町村の範囲)の制限、毎日の警察署への出頭、特定の場所に現れない義務などを課します。最長3か月で、更新できます。一部は、2026年3月の法(2030年のオリンピック関連)に基づく「立入禁止」だけの措置です。どちらも、法律上は「テロ行為を防ぐ」場合にだけ使えます。通知は、MICASは効力が出る48時間前、立入禁止は72時間前までが原則で、「緊急」を示せば例外があります。弁護士たちは、前日の夜に届いた例が多く、実質的な不服申立てができなかったと話しています。たとえばヴィエンヌ県の活動家(仮名ダヴィッド)は、31日の前日に憲兵から通知を受け、ポワティエの行政裁判所の判断は土曜の18時で、遅すぎたといいます。

歴史的な背景:なぜ「テロ対策」の道具がデモに使われるのか

答えは、MICASが非常事態の措置から通常の法律に移され、対象が広がってきたからです。franceinfoによると、MICASは2015〜2017年の非常事態の措置が元になり、2017年10月30日のSILT法で通常の法律になりました。最初は、帰国したジハード主義者や、精神疾患のある過激化した人に使われました。2024年のパリ五輪の際には、より広い人々、多くの未成年を含む対象に広がりました(法学者セルジュ・スラマ氏の説明)。五輪の夏には、省は547件のMICASを出し、178件が行政裁判所で争われ、52件が取り消しまたは停止されました。2024年5月には、欧州人権裁判所が、COP21の際の2015年の自宅軟禁についてフランスに有罪の判断をしています。

批判する側の主張と、確認できなかったこと

人権団体LDH、裁判官の組合、弁護士の組合は、水曜日の記者会見で「権威主義的な転換」だと批判し、集合場所への立入りを禁じる措置についてコンセイユ・デタ(最高行政裁判所)に申し立てました。弁護士のラファエル・ケンプ氏は、省が17日の行動を「テロ」と呼んだ時に歯止めが外れたと述べています。弁護士たちは、MICASが、情報源を明かさない「ノート・ブランシュ(白いメモ)」に頼ることが多いとも指摘します。行政裁判官は、15日以内に本案の判断をしなければなりません。一方、省側の説明は、この記事では上のヌニェス氏の発言以外は確認できませんでした。実際の件数も、公式の数字は確認できていません。

LANGUAGE NOTES

文法を学ぶ / Grammaire

日本語で解説

フランス語の文法

本文の例文から、文の形と使い方を学びましょう。

01否定の形と否定する範囲
文の形

ne / n’ … pas・ne … plus

本文の例文
Le ministère n’a pas répondu aux questions sur le nombre d’arrêtés.
ポイント

基本は動詞を ne と pas ではさみます。母音の前では ne が n’ になります。「〜ではない」の否定が文のどの部分にかかるかを確認しましょう。ne…plus は「もう〜ない」です。

02情報源を示す selon
文の形

selon + 名詞 / 機関

本文の例文
Selon franceinfo (5 novembre au matin), avocats, syndicats et associations reprochent au ministère de l’Intérieur (Laurent Nuñez) d’avoir utilisé des outils de lutte contre le terrorisme pour empêcher des dizaines de militants de rejoindre les manifestations des 24 et 31 octobre.
ポイント

selon は「〜によると」。後ろに人や機関などの情報源を置きます。書き手が直接確認した事実と、別の機関や報道が伝えた内容を区別する表現です。

03可能・可能性を表す動詞
文の形

peut / peuvent / pourrait + 動詞の原形

本文の例文
Les MICAS peuvent imposer un périmètre de déplacement (souvent la commune), un pointage quotidien au commissariat ou une interdiction de paraître en un lieu.
ポイント

pouvoir の後ろには原形の動詞を置きます。peut は「〜できる・〜の可能性がある」、条件法の pourrait は「〜かもしれない」と可能性を控えめに示します。実施の確定とは限りません。

04目的を表す pour
文の形

pour + 動詞の原形

本文の例文
Pour empêcher des militants de rejoindre les cortèges des 24 et 31 octobre, le ministère de l’Intérieur a recouru à des mesures antiterroristes (MICAS).
ポイント

「〜するために」という目的です。pour の後ろに動詞の原形を置きます。ここで示す目的と、実際にその効果が得られたかどうかは別です。

05内容を説明する非人称構文
文の形

il s’agit de + 名詞 / 動詞の原形

本文の例文
Il s’agit surtout de MICAS (mesures individuelles de contrôle administratif et de surveillance), appliquées du vendredi soir au dimanche soir.
ポイント

「〜のことです・〜に関する話です」と内容を説明します。il は特定の男性を指すのではなく、この構文の形式上の主語です。否定の il ne s’agit pas de は「〜という話ではありません」。

06現在形の être
文の形

est / sont + 補語

本文の例文
Ce qu’elles sont, et ce qui est contesté.
ポイント

est は三人称単数、sont は三人称複数の être です。「〜である」という状態・説明に使います。後ろが過去分詞なら受動態など別の構造になるので、続く語も確認します。

Explications en français

Grammaire japonaise

Comprenez la structure et l’usage à partir du texte.

01Citer une source : によると
Structure

nom + によると

Dans l’article
franceinfo(5日朝)によると、弁護士や労働組合、人権団体は、内務省(ローラン・ヌニェス大臣)が、数十人の活動家が10月24日と31日のデモに参加するのを防ぐため、テロ対策の制度を使ったと批判しています。
À retenir

によると suit le nom d’une source et signifie selon. La proposition suivante rapporte son information. Cette forme sert à attribuer l’énoncé, pas à exprimer une préférence personnelle.

02Indiquer le sujet : について
Structure

nom + について

Dans l’article
内務省は、出した件数についての取材に答えていません。
À retenir

について signifie au sujet de et suit un nom. Dans 〜についての報道, の permet au groupe de préciser un autre nom, ici un reportage.

03Cause ou but avec ため
Structure

〜ため / 〜ために

Dans l’article
10月24日と31日のデモに行かせないため、内務省が約60人にテロ対策の行政措置(MICAS)を出したと弁護士は見ています。
À retenir

ため peut exprimer une cause ou un but. 成立ではないため indique une raison ; 運転手を守るため un objectif. Le sens dépend de la proposition précédente et de la logique de la phrase.

04Donner des exemples : など
Structure

nom ou expression + など

Dans l’article
ヌニェス氏は、前の記事(news-fr-20261104-nunez-audition-commission-enquete-17-octobre)で伝えた国民議会の調査委員会で、24日などを理由に「立入禁止(interdiction de paraître)」を約20件出したと述べ、蜂起の危険と、ハロウィンの31日夜への明確な呼びかけを理由に挙げました。
À retenir

など indique que l’élément cité est un exemple parmi d’autres. Une liste suivie de など n’est pas nécessairement exhaustive.

05Le passé poli en ました
Structure

base verbale devant ます + ました

Dans l’article
多くはMICAS(テロ防止のための個別の行政的管理・監視措置)で、金曜夜から日曜夜まで適用されました。
À retenir

ました est la terminaison passée polie d’un verbe ; sa négation est ませんでした. Le moment précis de l’événement dépend des indications de temps du texte.

06Rapporter une proposition avec と
Structure

proposition à la forme neutre + と + verbe de parole (報じる, 説明する…)

Dans l’article
何の制度か、何が問題とされているかを整理します。
À retenir

と marque ici le contenu rapporté avant un verbe comme 報じる ou 説明する. Dans 改定する方針だと報じました, toute la proposition précédant と constitue l’information rapportée. Distinguez ce contenu de l’acte de le rapporter.

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